「 遠雷 」

UFOcds/005

2025年6月16日リリース
2500円
CD



1.おまえの涙 15:05
2.即興 07:00
3.風が吹いて 15:32
4.夢のなか 16:07





2025年5月24日、吉祥寺シルバー・エレファントでライブ録音
録音 / シルバー・エレファント
マスタリング・編集 / M.M. Nosuke
マスタリング監修 / 影男・紅ぴらこ
書 / Du Jun
写真 /浅井慎一
デザイン・写真 / Ryan
( UFO Space / UFO CREAtions )


演奏者
紅ぴらこ
Vocal, Guitar, Harmonica, Bells, Percussion
影男
Guitar, Vocal, bamboo flute
松枝秀生
Bass, percussion
志村浩二 (ゲスト). Drums
2025年5月24日。故マット・ザウン (1975年12月13日 - 2007年11月4日) を偲んで行われたライブ< UNDERGROUND SPIRIT 20 - 遠雷 >よりの五曲を録音。
私たちのアメリカツアーの思い出の一つ。マットとミネアポリスの人々。そして当時、遠くの空で響いていた雷鳴を胸の内に。

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散りゆきて 命芽生えて 邂逅す
紅 ぴらこ

花は咲き、花は散る。
波が寄せ、波が引く。
風は吹き、風は止む。
ただただ繰り返されていく。
友よ再び時の輪の彼方で出会う事も有るだろう。
影男

ミネアポリスでの一夜はアメリカツアーでの忘れがたい思い出の一つです。
マットとは会ったことはなかったけど、マットの友人とのセッションは不在の彼と交流しているような不思議な気持ちを呼び起こしてくれました。
その夜のショーもマットが見守ってくれているかのような気がして、トラブルがあっても気にすることなく気持ちよく演奏できたのをよく憶えています。
あらためてマットの冥福をお祈りします。
松枝 秀生

マットとミネアポリスの仲間たちに捧げます。
志村 浩二

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東京のリアル・サイケデリック・ロック系バンドが北京のレーベルから出した新作の一つ。 水晶の舟がここ数年ライヴ拠点にしている東京・吉祥寺シルヴァーエレファントで今年5月に行なった公演の中から抜粋して作った4曲入りである。

ドラムは水晶の舟のライヴではこの晩初めて叩いた志村浩二。 みみのことのドラマーで作曲者の一人としても活躍されているが、かつて末期HIGH RISE(『Psychobomb -U.S. Tour』等)など多数のバンドでドラムを叩き、後期WHITE HEAVEN (Strange Bedfellow』等)ではベースを弾いていた。

まだ正式メンバーではないとはいえ、 今月11日の水晶の舟のライヴでもドラマーを務めて助っ人以上の演奏でファンを痺れさせたが、このCDもリリース名義の<水晶の舟と志村浩二の“掛け算”>そのもののハマりようだ。

再生2秒で幻想的な音像に包み込まれてゆく。 オープニング・ナンバーは代表曲のひとつの「おまえの涙」。

60年代のガレージ・サイケを思わせるドライヴ感のベースとシンプルなドラムを核に ゆっくりと疾走していくコズミック・サウンドで、2本のエレクトリック・ギターの絡み筆舌に尽くしがたく、とろける。 15分強があっというまの“歌もの”だ。

2曲目は7分の即興で不失者の静かなパートも思い出す。 フリー・ジャズっぽくもあるが、いい意味で取っつきやすく、各種打楽器をさりげなく絡めながらヴォーカルも入る。

3曲目も静かなリフレインでハーモニカも入り、音で“歌う”ベース・ギターも含めてすべてが“歌もの”と言えよう。 これまた15分半があっというま。 曲が長めでも弛緩することなく、桃源郷まで持っていかれる。

ラスト・ナンバーは新たなる名曲「夢のなか」。 自分自身の律動で歌う紅ぴらこのヴォーカルは突き放しているようで果てしなく包容し、そんな彼女が弾くキュートなギター・ソロをはじめ研ぎ澄まされ、轟音のエンディングまで無限にやさしい夜明け前の響きだ。

まさに遠雷で、天から“何か”が降りてくる。
たおやかな癒しの一枚。


行川和彦

http://hardasarock.blog54.fc2.com/blog-entry-2634

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紅ぴらこ:ボーカル、ギター、ハーモニカ、ベル、パーカッション 影男:ギター、ボーカル、縦笛 松枝英夫:ベース、パーカッション 志村浩二(ex. White Heaven、ex. High Rise、Mainliner、ex. Acid Mothers Temple、みみのこと):ドラム(ゲスト)
TMODM:「UNDERGROUND SPIRIT 20 - Faraway Thunder-」に最も影響を与えたもの
水晶の舟:水晶の舟は2015年から「UNDERGROUND SPIRIT」と題した定期公演を開催しています。これは、純粋な表現と自由なスピリットによる音楽パフォーマンスです。水晶の舟は、商業主義的な音楽とは一線を画しています。
サブタイトル「Faraway Thunder」について。亡き愛するMattへの想いが込められています。 17年以上前に亡くなった友人マットを偲び、もう一度音楽を演奏したいと思っていました。水晶の舟は2008年と2012年に、マットの故郷ミネアポリスで共通のアメリカ人の友人と追悼セッションを行ったことがあります。そして今年、日本で共通の日本人の友人と東京で追悼セッションを行いたいという強い思いが湧いてきました。サブタイトルの「Faraway Thunder」は、遠く離れたミネアポリスから雷が轟き、東京に雨を降らせるという意味で、まさに「Your Tears」という曲の内容と繋がっています。
TMODM:このアルバムのレコーディングはどのようなものでしたか?
水晶の舟:これは2025年5月24日に東京で行われた水晶の舟のライブ音源です。ライブは即興演奏を交えながら進行し、「Your Tears」などマットにまつわる曲や、当時彼が楽しみにしていた水晶の舟の新曲などが演奏されました。まるで雲や霧が立ち込め、過去と現在が交錯するような、神秘的で美しく混沌とした瞬間でした。そして、過去、現在、そして未来を包み込むような新曲「In a Dream」で締めくくりました。
TMODM:人生を変えたレコードは何ですか?
水晶の舟:
・ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ:『Uprising』までの全アルバム
・ジョイ・ディヴィジョン:全アルバム
注:水晶の舟の音楽は全く違うと思われるかもしれませんが、私は彼らの音楽に強い言霊を感じ、深く感銘を受けました。私たちは言霊を信じ、即興から生まれた独自の音作りの道を歩んでいます。
TMODM:今後の予定は?
水晶の舟:2019年12月12日にリリースした『The Lost Trees of Paradise』の再発CDを制作中です。


TMODM によるインタビュー

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献给马特和明尼阿波利斯的伙伴们。
志村 浩二


明尼阿波利斯的那一夜,是美国巡演中难以忘怀的回忆之一。
虽然从未与马特见过面,但与马特朋友的即兴演奏,让我产生了一种与不在场的他交流的奇妙感觉。
那晚的演出,我总觉得马特在旁守护着我们,即使遇到突发状况,也能轻松自如地演奏,这段经历至今仍记忆犹新。
再次为马特的安息祈祷。
松枝秀生


花开花落。
浪起浪落。
风起风止。
只是不断重复。
朋友啊,或许在时间的轮回彼端,我们还能再次相遇。
影男


凋零而去,生命萌芽,邂逅。
红 ぴらこ



御購入は此方から

現在、中国の”UFO CREAtions”にて購入頂けます。
https://ufocreations.bandcamp.com/album/underground-spirit-20-faraway-thunder-20


フランスの"Japan'archives mailorder"でも購入頂ける様になりました。
https://japanarchives-mailorder.com/


水晶の舟から直接の御求めは下記のアドレスより御願い致します。
suishounofune@yahoo.co.jp

そして、水晶の舟のライブの時にも会場にて御求めになれますので御声をおかけ下さい。






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